役員
オープンテキストの役員は、長きにわたる市場でのリーダーシップ、経験、知識を有したプロフェッショナル集団です。
P. Thomas 'Tom' Jenkins (P. トーマス (トム) ジェンキンス)
Jenkinsは、OpenTextの取締役会長を務めています。1994年から2005年にはOpenText社長、その後最高経営責任者、2005年から2013年には最高戦略経営者を務めました。1994年にはOpenTextの取締役に就任し、1998年以降は会長を務めています。OpenTextでの責務に加えて、World Wide Web Foundationの議長、Tri-Lateral Commissionの委員長、Manulife Financial Corporation、Thomson Reuters Inc.、TransAlta Corporationの役員に就任しています。過去には、Ontario Global 100(OG100)の議長、Atlantik Brueckeのカナダ代表共同議長を歴任し、ウォータールー大学の10代目学長、National Research Council of Canada(NRC)の議長も務めました。ヨーク大学のシューリック・ビジネススクールにて経営学修士号を、トロント大学にて理学修士号を、マクマスター大学にて工学・経営学士号を取得しています。6つの大学から名誉博士号を授与され、Waterloo Region Entrepreneur Hall of Fameのメンバー、Canadian Business Hall of Fameの勲爵士であり、マクマスター大学工学部のL.W. Shemilt Distinguished Alumni Awardやシューリック・ビジネススクールのOutstanding Executive Leadership Awardの受賞者でもあります。カナダ工学アカデミーのフェロー(FCAE)を務めています。カナダ軍勲章(CD)、女王エリザベス2世就任60周年記念勲章(QJDM)、カナダ勲章(OC)の受章者です。
Mark J. Barrenechea (マーク J. バレンシア)
Barrenecheaは、2012年の1月に社長兼最高経営責任者としてOpenTextに入社しました。2016年の1月には最高技術責任者を兼任し、2017年の9月には、さらに副会長にも指名されました。
OpenTextへの入社以前は、Silicon Graphics International Corporation(SGI)で社長兼最高経営責任者と役員を務めました。SGIの任期中には、幅広い新市場・地域への進出に加えて、事業再編に向けた資産取得の戦略立案・実行を指揮しました。2006年から2012年まで、同社の取締役も務めていました。
SGI入社前の2003年から2006年には、CA, Inc.(設立当時はComputer Associates International, Inc.)のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTOを務め、経営陣の一員としても活躍しました。1997年から2003年には、Oracleのアプリケーション開発担当シニアバイスプレジデントとして、数千人規模のグローバルなチームを統括。また、同社の経営陣のメンバーでもありました。1994年から1997年には、ソフトウェア開発企業のScopusで開発部門のバイスプレジデントを務め、さらにそれ以前には、Tesseractの開発部門バイスプレジデントとして、同社のCRM・人的資源マネジメントソフトウェア部門の改革を担当しました。
セント・マイケルズ大学にてコンピューターサイエンスの学士号を取得しています。数々の受賞経験があり、2011年にはSan Francisco Business Times紙の「2011 Best Large Company CEO」(大企業部門の最優秀最高経営責任者)や、CEO World Awardsの2015年の「Results-Oriented CEO」(成果重視の最高経営責任者)に選出されています。
Barrenecheaの著作には、The Intelligent and Connected Enterprise, The Golden Age of Innovation, On Digital, Digital: Disrupt or Die, eGovernment or Out of Government, and Enterprise Information Management: The Next Generation of Enterprise Software.などがあります。ホワイトペーパーも精力的に執筆しており、The Resilient Organization: COVID-19 and New Ways to Work, The Cloud: Destination for Innovation and Security: Creating Trust in a Zero Trust World などを発表しています。
Randy Fowlie (ランディー ファウリー)
Fowlieは、1998年3月からOpenTextの取締役を務めています。2011年3月から2017年4月まで、電子決済業界向けハードウェア・ソフトウェアソリューションに特化した大手企業のRDM Corporationにて、社長兼CEOを務めました。2006年7月から2010年12月には、コンサルティング事業を運営していました。2005年1月から2006年7月には、Leitch Technology Corporation(Leitch)を前身企業とするHarris Corporationにて、バイスプレジデント兼デジタルメディア担当ジェネラルマネージャーを務めました。Leitchは業務用映像産業向けの音声・映像インフラの設計・開発・販売を行っていた企業で、2005年8月にHarris Corporationが買収しました。1999年6月から2005年1月には、コンピューターソフトウェア企業のInscriber Technology Corporation(Inscriber)の最高執行責任者兼最高財務責任者を、1998年2月から1999年6月には同社の最高財務責任者を務めました。同社は、2005年1月にLeitchが買収しました。Inscriberでの執務以前は、1984年から1998年2月までKPMG LLP、Chartered Accountantsのパートナーとして勤務しました。ウィルフリッド・ローリエ大学にて経営学学士号(優等)を取得し、公認会計士でもあります。現在はDye & Durham Corporation(2020年7月に上場)、InvestorCom Inc.とSapphire Digital Health Solutions Inc.(共に非上場)の取締役を兼務しており、直近の5年間ではRDM Corporationの取締役も務めています。
Major General David Fraser (デイビッド フレーザー少将)
David Fraser少将(退役)は、2018年にOpenTextの取締役に就任しました。トロントのAegis Six Corporationの社長でもあります。1980年にカールトン大学を卒業して文学士号を取得したのち、将校に任命されました。30年のキャリアを通して、小隊から師団までパトリシア王女カナダ軽歩兵連隊におけるさまざまな指揮・配属関連の役職を歴任しました。また、最も重要な実績として、2006年の南アフガニスタンでNATO連合を指揮したことが挙げられます。トロントのカナダ軍幹部学校を卒業し、管理政策の修士号を取得しています。また、米国のキャップストーン・プログラム(軍司令官向けの専門教育課程)の卒業生でもあります。その多大な功績により、コマンダー・ミリタリーメリット勲章、カナダ功労奉仕十字架勲章、功労奉仕勲章、(アフガニスタンでの功績により)アメリカの名誉勲章とブロンズスター勲章など数々の叙勲を受けており、オランダ、ポーランド、NATOからも勲章を授与されています。また、リーダーシップと国際問題への貢献によりVimy Awardを、国際的なリーダーシップによりAtlantic Council Awardを受賞しています。退官後は民間部門に身を投じ、パートナーと共にBlue Goose Pure Foodsを設立しました。2015年にはINKAS® Armored Vehicle Manufacturingに最高執行責任者として入社し、2017年まで執務を続けました。2016年には、カナダの民間企業の国内外における能力強化ニーズに対応することを目的とするAegis Six Corporationを立ち上げました。現在は、Bank of Montrealと共同でCanadian Defence Community Banking Programに取り組むとともに、Route1, Inc、Antoxa Corp.、Canadian Forces College Foundationの取締役を兼務しています。Conference of Defence Associationの理事会とPrince’s Charities Advisory Councilのメンバーです。また、アイビー・ビジネススクールのメンターであり、Operation Medusa, The Furious Battle that Saved Afghanistan from the Talibanの共著者でもあります。
Gail E. Hamilton (ゲール E. ハミルトン)
Hamiltonは、2006年12月からOpenTextの取締役を務めています。取締役就任以前の5年間は、基盤ソフトウェアを開発するSymantec Corp(Symantec)のエグゼクティブ・バイスプレジデントとして世界の2,000人以上のチームを指揮し、直近では世界規模のサービス・サポート事業の損益管理を担当していました。同社の20億ドル規模の法人・個人向け事業を牽引すると同時に、積極的な買収戦略を通して経営を補佐しました。2003年にはInformation Security誌から、セキュリティ業界を代表する「20 Women Luminaries」(20人の活躍する女性)に選出されています。20年以上にわたって法人向け市場における最新テクノロジーとサービス事業の成長に携わり、Compaq、Hewlett Packard、Microtec Researchでも幅広いマネジメント業務を経験しています。コロラド大学にて電気工学理学士号を、スタンフォード大学にて電気工学修士号を取得しています。現在はArrow Electronicsの取締役も兼務しており、過去5年間ではIxia、Westmoreland Coal Companyの取締役も務めました。近年では、WomenInc.誌の「2018 Most Influential Corporate Board Directors」(2018年 最も影響力のある執行役員)にも選出されています。
Robert (Bob) Hau(ロバート(ボブ)ハウ)
Robert (Bob) Hauは、Fiserv, Inc.の最高財務責任者兼財務責任者であり、同社のすべての財務機能を監督しています。Hauは、ビジネスと財務のリーダーとして30年近くの経験を持っています。Fiservに入社する前は、120億ドルのグローバル製品技術企業であるTE Connectivity Ltd.の上級副社長兼最高財務責任者を務めていました。TE Connectivityでは、財務戦略の開発と実施に責任を持ち、会社の財務の方向性、ビジョン、コンプライアンスのイニシアチブを推進するために必要な財務インフラストラクチャを構築しました。それ以前は、Lennox International Inc.の最高財務責任者を務めていました。に22年間在籍し、航空宇宙ビジネスグループ、特殊素材ビジネスグループ、航空宇宙電子システムユニットの最高財務責任者を含む、さまざまな先進的な財務およびオペレーションのリーダー的役割を担ってきました。Hauは、USCマーシャル・スクール・オブ・ビジネスで経営学の修士号を、マーケット大学で経営学の学士号を取得しています。
Ann M. Powell(アン・M・パウエル)
Ann M. Powellは、重病患者向けの革新的な医薬品の発見、開発、提供をミッションに掲げるブリストルマイヤーズ スクイブ社(BMS)のエグゼクティブバイスプレジデント兼グローバル最高人事責任者です。
Powell氏はビジネスパフォーマンスに焦点を合わせ、企業におけるグローバル人材戦略の推進、現在および将来の従業員の支援、患者と地域社会に貢献する健全な文化の醸成といった取り組みを先導しています。Powell氏は、多様性に富み、世界規模で包括的な就労環境と文化の形成および奨励に取り組むBMSをあらゆる側面を通じて支えるべく尽力しています。
Powell氏の業界経験と専門知識は、役員報酬、グローバルなリーダーシップ開発、変更管理、グローバルなダイバーシティとインクルージョン、研修の設計と実施、人材の採用と配置、労使関係、合併と買収、会社分割、グリーンフィールド型スタートアップなど多岐にわたります。
Powell氏は、国内外でキャリアを積んでおり、Dow Chemical社やWyet Pharmaceuticals社といったガス、化学、製薬業界でリーダーシップの役職を歴任してきました。BMS入社以前の2013年にはShire Pharmaceuticals社の最高人事責任者のポストに就いていました。
Powell氏はアイオワ州立大学で理学士号を、ミネソタ大学で労使関係の修士号を取得しているほか、Senior Professional in Human Resources(SPHR®)の認定保持者でもあります。
Stephen J. Sadler (ステファン J. サドラ)
Sadlerは、1997年9月からOpenTextの取締役を務めています。2000年4月から現在に至るまで、Enghouse Systems Limitedの取締役会長兼CEOを兼務しています。同社は上場ソフトウェア企業であり、次世代のソフトウェア定義型ネットワークに対応したリモートワーク、コンタクトセンター、ビジュアルコンピューティングやコミュニケーションに重点を置いた法人向けソフトウェアソリューションを提供しています。過去には、GEAC Computer Corporation Ltd.(GEAC)にて最高財務責任者、社長兼最高経営責任者を歴任しています。GEACへの参画以前は、Phillips Electronics Limited、Loblaws Companies Limitedの執行役員、Helix Investments (Canada) Inc.の会長を務めました。現在は、Enghouse Systems Limitedの取締役に就任しています。Canadian Association of Business Valuatorsの事業・セキュリティ評価資格と共に、ヨーク大学にてインダストリアル・エンジニアリングの理学士号(優等)、経営学修士号(成績優秀者)を取得し、公認会計士でもあります。
Harmit Singh (ハーミット シン)
Singhは、2018年9月からOpenTextの取締役を務めています。Levi Strauss & Co.のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者でもあり、同社の財務、IT、戦略的調達、グローバル事業サービス機能の世界全体のマネジメントを担当しています。その担当内容には、財務計画立案と分析、戦略計画立案と経営企画、会計と統制、税務、企業リスク管理、資本管理、内部監査、IRなどがあります。30年近くにわたって複数のグローバル消費財企業の成長を牽引してきた、経験豊富な財務担当執行役員です。Levi Strauss & Co.への入社前には、2013年1月にHyatt Hotels Corporationの最高財務責任者に就任し、グローバルな財務構造を確立し、同社を上場させ、強固なバランスシートを構築したほか、企業買収と投資への最適な資本配分を通じて成長を加速させるなど、有益な役割を果たしました。Hyatt Hotels Corporationへの参画以前には、世界最大のレストラン運営企業の1社であるYum! Brands Inc.にて、Pizza Hutの最高財務責任者やYum Internationalの最高財務責任者など、さまざまな指導的な役割を務めました。キャリアの初期には、American Express IndiaやインドのPricewaterhouseで勤務しました。デリー大学のシュリ・ラム・カレッジ・オブ・コマースにて商学士号を取得し、インドの公認会計士でもあります。CNBC Global CFO Council、Wall Street Journal CFO Networkのメンバーです。2016年10月、SinghはBuffalo Wings®レストランのオーナー、運営会社、フランチャイザーであるBuffalo Wild Wings Inc.の取締役に任命されました。同社では、取締役と監査委員会の議長を2018年2月まで務めました。
Michael Slaunwhite (マイケル スローンホワイト)
Slaunwhiteは、1998年3月からOpenTextの取締役を務めています。Saba Softwareの持株会社であるVector Talent Holdings, L.P.の取締役も2017年から兼任しています。その以前は、Saba Softwareの取締役会長を務めていました。Vector Talent Holdingsの取締役就任以前は、Halogen Software Inc.にて2000年から2006年8月までCEO兼会長、1995年から2000年まで社長兼会長、1995年から取締役兼会長を、同社が2017年にVector Talent Holdingsに買収されるまで務めました。1994年から1995年までは、独立コンサルタントとして多数の企業の戦略・財務計画立案支援に携わり、1988年から1993年には、Corel Corporationの最高財務責任者を務めました。カールトン大学にて商学士号(優等)を取得しています。
Katharine B. Stevenson (キャサリン B. スティーブンソン)
Stevensonは、2008年12月からOpenTextの取締役を務めています。カナダとアメリカのさまざまな公開企業やNPOの役員を務めており、Canadian Imperial Bank of Commerce(CIBC)では、取締役としてコーポレートガバナンス委員会の議長を務めています。また、CIBC Bancorp USA Inc.やCIBC USAの取締役、Capital Power Corporationの取締役(監査委員会議長)も兼任しています。CIBCとCapital Power Corporationは上場企業です。St. Michael's Hospital Foundationの理事も務めています。OpenTextの取締役就任以前は、Nortel Networks Corporationの上級財務執行役員を1995年から2007年まで務めました。それ以前には、JP Morgan Chase & Co.の投資・コーポレートバンキング部門で複数の役職を経験しました。ハーバード大学にて文学士号(優等)を取得しています。また、Institute of Corporate Directors(ICD)の経営層向け専門資格であるICD.D.の認定を受けており、「2018 Top 100 Most Powerful Women in Canada」(2018年 カナダで最も影響力のある女性トップ100)に選出されました。直近の5年間は、Valeant Pharmaceuticals International Inc.(現在はBausch Health Companies Inc.)、OSI Pharmaceuticals Inc.でも取締役を務めています。
Deborah Weinstein (デボラ ワインスタイン)
Weinsteinは、2009年12月からOpenTextの取締役を務めています。1997年に設立されたオンタリオ州オタワの法律事務所LaBarge Weinstein LLPの共同設立者であり、パートナーでもあります。主に知識集約型産業における企業財務、証券法、合併・買収、公開・非公開企業の法務実務などを専門としています。LaBarge Weinstein LLPの創設以前には、1990年から1997年にはオタワで、1985年から1987年にはトロントで、法律事務所のBlake, Cassels & Graydon LLPのパートナーとして勤務しました。非営利団体の理事も多数兼務しています。Weinsteinは、米国のMartindale-Hubbellより法務遂行能力と倫理基準において最も高い評価を受けており、LaBarge Weinstein LLPはCanadian Lawyer誌の「Top 10 Corporate Boutiques」(企業法務専門の法律事務所トップ10)に選出されました。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクールにて法学士号を取得しています。