OpenTextのグローバルレポート: IT部門は持続可能性への取り組みを主導する一方、 適切なツールと専門知識が不足
企業はIT分野における持続可能性の取り組みを開始しているが、初期段階であることが判明
Tokyo,Japan –
2024-3-15 –
※本リリースは、OpenText Corporationが2024年2月20日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。
OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は本日、「The 2023 State of IT Sustainability Report」を発表しました。本レポートによると、IT部門は企業の持続可能性目標を達成する上で大きな役割を果たしており、こうした目標を達成する上で直面する主な課題として、革新的なツールと専門知識の不足が明らかになりました。
Dimensional Research社が実施した「The 2023 State of IT Sustainability Report」によると、97%の企業は、持続可能性への取り組みを採用している、または採用する予定ですが、環境責任に向けた取り組みを始めたばかりの企業は42%にすぎず、取り組みの推進はまだ初期段階にあることが判明しています。
OpenTextの最高製品責任者であるMuhi Majzoubは、次のように述べています。「持続可能性に向けた動きは初期段階にあり、ほとんどの場合、IT部門が主導しています。しかし、今回の調査結果によると、各社ともに、経営における持続可能性推進の優先順位を上げていくことに真摯に取り組んでいます。持続可能性には社会的な大義以上の意味があり、その推進には、効率性、コスト削減、規制遵守など、ビジネス上の確かな理由があります。今や持続可能性は、関係者全員にとって『ウィン・ウィン』の状況であり、大半の企業の意思決定プロセスに組み込まれています。」
企業はITの持続可能性への取り組みを推進することで、コスト削減、リソース効率化、リスク軽減、規制遵守などの明確なメリットを享受できます。また、製品設計におけるイノベーション、プロセス効率化、技術採用など、あまり目立たないメリットもあり、持続可能性を追求することで、最終的には新たな収益源や市場機会へとつながる可能性があります。
ITの持続可能性がビジネスにもたらす大きなメリットがある一方で、課題も存在します。本レポートでは、持続可能性に関する課題と弱点が浮き彫りになりました。最も大きな課題は、こうした取り組みを実行するための適切なツールを入手することであり、IT部門の二酸化炭素排出量の追跡に役立つソフトウェアを使用している割合は51%で、追跡ソフトウェアの導入率では、欧州が北米を上回っています。また、回答者の46%が専門知識不足を2番目の課題としており、持続可能なITの実践に向けた教育とスキル開発が必要であることが明確に示されています。
今後の展望
2024年以降、人工知能などの高度なツールの統合により、ITの持続可能性への取り組みに変革をもたらし、効率性と環境責任の新時代が到来する可能性があります。AIを活用したアルゴリズムは、データセンターやクラウドコンピューティング環境におけるエネルギー使用量をリアルタイムで最適化することで、二酸化炭素排出量とエネルギーコストを大幅に削減します。予測分析は、ITインフラストラクチャの予防保守を促進し、ダウンタイムを最小限に抑えてリソースを節約します。さらに、AI駆動型のサプライチェーンの最適化により業務が合理化され、製品のライフサイクル全体を通じて廃棄物や環境への影響が軽減されます。全体として、AIテクノロジーのこうした進歩は、ITの持続可能性への取り組みを推進する上で重要な役割を果たし、将来的には、より強靭で環境に配慮したデジタルエコシステムへとつながります。OpenTextは、OpenText Aviatorの生成AI機能ファミリーを通じ、業務効率を加速させます。詳細は、opentext.aiをご覧ください。
本レポート「The 2023 State of IT Sustainability Report」は、下記のリンク(英語)よりダウンロードできます。
https://www.microfocus.com/en-us/assets/it-operations-management/2023-state-of-it-sustainability-report
追加情報
OpenTextグループは、The Information Company™ をブランドスローガンに掲げ、世界をリードするソフトウェア&クラウドサービスを活用した情報管理ソリューションの提供を通じて、企業がデータから価値あるインサイトを獲得できるよう支援しています。OpenText(NASDAQ: OTEX、TSX: OTEX)の詳細についてはopentext.comをご覧ください。
【オープンテキスト株式会社について】
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https://www.opentext.jp/
【マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社について】
マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社は、OpenTextグループの日本法人のうちの1社です。マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社に関する詳細は https://www.microfocus-enterprise.co.jp/ をご覧ください。
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