SCM統合-Web調達管理ソリューション
サプライチェーンをデジタル化することで、調達から支払まで (Procure to Pay) と 受注から回収まで (Order to Cash) のビジネスプロセスについて 360 度の可視化をサプライチェーン統合Web調達管理ソリューションで実現。国内外、多種多様な業種に対応。
Procure to Pay と Order to Cashプロセスなど、エンドツーエンドの可視化が注文および請求管理含めて課題となっています。これらのライフサイクルをデジタル化することで、注文におけるライフサイクルの各プロセスをより具体的に可視化できるようになり、サプライチェーンの効率化、キャッシュフローの改善につながります。
OpenText™ Active Orders は、クラウドベースのWEB EDIソリューションであり、完全なるトランザクション管理を実現します。デジタル化されていないサプライヤーに対しても、360 度全方位のサプライチェーン可視化に必要なテクノロジーとサービスを購買/調達部門に提供します。
SCM統合-Web調達管理ソリューションとは
注文および請求サイクルは、Procure to Pay と Order to Cash の2つの主要なビジネスプロセスをサポートします。Procure to Payは、サプライヤーからの製品購入に対する、バイヤー側の業務オペレーションをサポートします。Order To Cashは、顧客や流通業者および販売業者への製品販売に対する、サプライヤー側の業務オペレーションをサポートします。
これらの手動プロセスを自動化することで、トランザクションドキュメントにある数量、単価、支払期限、その他の情報を照合するスリーウェイマッチングが可能になります。言い換えると、サプライヤーは、注文書、納品書、請求書に記載された入荷製品が一致しているかを確認可能です。3つのドキュメントの明細が一致する場合にのみ、バイヤーに対する請求書は支払勘定として処理されます。
OpenText Active Orders の概要
OpenText Active Orders は、「注文は受領されたのか」、 「注文は納期どおりに出荷されるのか」、 「請求書のステータスはどうなっているのか」といった質問に対して、回答を迅速かつ容易に出せるようにすることで、グローバルかつ多様なサプライヤーコミュニティとやりとりする企業の調達から支払いまでのプロセスを自動化します。購買/調達部門は、コスト効率良く、様々なERP インスタンスからのデータをパワフルで一元的なビューを使って確認することができ、そのビューをサプライヤーコミュニティに対してもセキュアに拡張することが可能です。
OpenText Active Orders は、注文履歴、物流、請求、支払プロセスといった、すべてのトランザクションを含む一般的な注文管理をサポートします。シンプルでわかりやすい Web ポータルは、デジタル対応していないサプライヤーにもアクセスを提供し、取引先コミュニティー全体におけるトランザクションのデジタル化を実現します。また、モバイルアプリからも、サプライヤーは新規注文通知を受領し、検索、ステータスを表示できるようになり、注文を承認または拒否することも可能です。
OpenText Active Orders の機能
OpenText Active Orders (AO) は、エンドツーエンドの Procure to Pay と Order to Cash の業務プロセスをサポートするための主要な機能を提供します。
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注文の計画と実行
注文ライフサイクルにおける各プロセスのステータス状況を可視化し、進捗状況を管理します。
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出荷、入荷/物流
倉庫への入庫までの流れをデジタル化することで、サプライチェーンの効率性を大幅に向上させます。
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請求と支払
デジタル対応していないサプライヤーが、正確な請求書を作成し、さらに過去に発行された請求書の支払ステータスを確認できるようにします。
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分析とKPI
サプライヤーの注文の受領確認、請求書の正確性、納期遵守率、ASN(事前出荷通知)タイムラインなどのパフォーマンスを分析機能で監視する事が出来ます。
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その他、業務プロセスのサポート
以下、サプライチェーンのベストプラクティスを効率化します。
・クロスドッキング - 倉庫・配送センターに届けられた製品の大半は、長い間保管されません。何をどこに届けるかに関してASN、バーコードによって通知し、倉庫管理システムがクロスドッキングの為の貨物を発送指示します。
・直納品 (DSD) - 配送センターを迂回して配送時間を短縮し、店舗に直接配送希望するお客様のニーズに答えます。
・ベンダー・マネージド・インベントリー (VMI) - バイヤーの製品在庫を可視化してサプライチェーンの効率をさらに高める為に、サプライヤーはバイヤーのロケーションで製品の在庫を管理する事が出来ます。
・入庫/請求自動決済 (ERS) - ERSはセルフビリングとも呼ばれ、製品を購入して、請求書を取り交わす事無く決済を行う事が出来るので、非常に効率的なProcure to Payのプロセスが可能となります。
OpenText Active Orders のメリット
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OpenText Active Orders は、次のような成果をもたらします
• 注文確認プロセスを自動化することで、納期回答スピード、リソースを最大 25% 改善。
• ASN (事前出荷通知) とバーコードラベルを使用し、入荷に関わる時間を最大 75% 削減 。
• 購買物流に対する可視性の向上により、安全在庫を最大 15% 最適化。
• Webベースのバーコードラベルなどの自動識別技術により、最大 80% のエラー削減。 -
デジタル対応していないサプライヤーの電子化
サプライヤーは使いやすいポータルで注文データの検索や回答をWEB上で行うことが可能です。
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取引状況と物流可視性の向上
馴染みのあるWEBインターフェイスから、取引状況や物流のステータスを確認することができ、バイヤーとサプライヤー双方で、問題の早期解決を促進します。
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サプライヤーと輸送業者の継続的な向上を推進
バイヤー側のダッシュボードでは、サプライヤーに対するKPIパフォーマンスを視覚的に捉えることができ、輸送と請求プロセスの向上、新規契約の条件交渉、パフォーマンス悪化によって、発生するリスクの緩和が可能です。
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取引状況をどこからでも確認可能
モバイルアクセスにより、新規注文や注文変更などの注文ステータスをタブレット、スマートフォンへ通知することが可能です。モバイルダッシュボードでは、注意が必要な取引内容をユーザーにアラート通知でき、ユーザーはモバイルアプリ内から取引の対応を直接実行できます。