
エンタープライズコンテンツ管理とは?
新型コロナウイルスによって仕事の様相は一変しました。企業は、生産性を維持しながら、ビジネスプロセスを絶えず前進させていく上での新たな困難に直面しています。
情報の管理、アクセス、配布は、ばらばらに行われています。エンタープライズコンテンツ管理(ECM)は、企業全体における情報の管理とフローの最適化を促進します。実務と技術が一体となったECMは、情報の取得から、アーカイブ化、破棄まで、情報のライフサイクル全体の管理を可能にします。
従来のECMソフトウェアは、今やコンテンツサービスへと進化しています。このコンテンツ管理に対する新しいアプローチのおかげで、企業は、ビジネスプロセスに対するガバナンス管理を強化しながら、コンテンツやデータからより多くの価値を引き出せるようになっています。
最高のコンテンツサービスプラットフォームは、サイロを橋渡しするための最先端のアプリケーションがビジネスプロセスの中心に組み込まれ、これまで孤立化していたコンテンツやデータを情報フローに変え、コンプライアンス、セキュリティ、プライバシーポリシーの導入を可能にします。
OpenText Documentumの概要
OpenText™ Documentum™ は、企業全体のあらゆる種類のコンテンツを管理し、それらのコンテンツから価値を引き出すための様々な機能を提供します。この業界最先端のエンタープライズコンテンツサービスによって、企業は、信頼できる唯一の情報源としての自社の重要情報に対する統制を確立し、最新の承認済みのビジネスコンテンツに簡単にアクセスできるようになります。
Documentumの案件管理機能では、コンテンツをプロセスや自動化機能と組み合わせて完璧な案件ファイルを作成することが手間なく行えるため、重要なビジネスプロセスを合理化し、効率の向上、一貫した品質の確保、サイクルタイムの短縮化が実現されます。
将来の利用に備えてコンテンツを強力に保護することで、未承認の情報や古くなった情報に従業員がアクセスできないようにするとともに、情報開示要求や法規制上の問い合わせに素早く対応することができます。
OpenText Documentumの特長
-
エンタープライズコンテンツサービス
コンテンツのライフサイクル全体にわたり、Officeドキュメントや画像、CADファイル、リッチメディアといった様々な形式をサポートします。また、強力かつ柔軟な検索機能に加え、アクセス管理機能、バージョン管理機能、メタデータ管理機能を提供します。
-
パーソナライズされたユーザーエクスペリエンス
高度にパーソナライズされた、ロールベースのユーザーエクスペリエンスとタスクベースの案件ビューを実現することで、生産性が向上し、ユーザーの利用度が高まります。
-
プロセス管理
従来のビジネスプロセス管理機能とコンテンツを組み合わせ、誰がいつアクションを実行すべきかを組織的に管理します。また、コンテキストに応じて適切な情報を提示し、一貫性のある精度の高い意思決定を可能にします。
-
コンテンツガバナンス
強力な暗号化機能が実装されており、FIPS規格とデフォルトの128ビットAESレベルの暗号化に準拠しています。また、企業の情報記録のライフサイクル全体を管理するとともに、コンテンツの保持と破棄に関するポリシーを管理します。
-
拡張性と相互運用性
サービス指向のアーキテクチャーにより、多種多様なリポジトリとエンタープライズアプリケーションの統合を図ることができます。また、ソリューション開発者は、CMIS、SOAP、RESTful APIといった標準の技術を用いて、Google音声認識による音声ファイル検索などのサービスを利用することができます。
-
クラウド対応
Documentumは、クラウドネイティブな技術を使用してどこからでも実行できるため、デプロイとアップグレードが大幅に簡単になり、新しい機能の導入も迅速に行えます。完全マネージド型あるいはクラウドベースのサービスとして利用可能です。また、自動オーケストレーション機能が、あらゆるクラウドインフラへのデプロイメントを支援します。
-
安全かつスケーラブル
安定性が高く、障害に強い、クラウド対応アーキテクチャーにより、情報コンテンツのすべを管理・統制することができ、グローバルな環境のための多言語サポートやローカライゼーション機能も備えています。場所を問わず、ガバナンスポリシーを常に適用するとともに、最も厳しい要件に合わせてシステムを拡張することができます。
-
コンテンツのコラボレーション
ライフサイクル全体にわたり、一般的なOfficeドキュメントからリッチメディアに至るまで様々な種類のコンテンツをサポートします。また、コンテンツのセキュリティ機能、アクセス管理機能、自動バージョン管理機能が用意されています。
紙のファイルを手作業で管理する方法に代えて、OpenTextを導入することで、従業員の電子人事記録を自動的に一元管理する信頼性の高いシステムを実現することができました
Documentumは、粘り強く取り組めば、周りが認めてくれることを証明してくれました。エンジニアがDocumentumを使って何か問題を解決するのを見たときに、特にその価値を実感します
OpenText Documentumをベースとした新しいシステムは、すぐに当社の主要部門のライフラインになりました。OpenTextとのパートナーシップは、私たちがビジネスニーズを理解するための支援となり、最大の効果が期待できるアプリケーションを導入する上で、極めて大きな役割を果たしてくれています
OpenText Documentum のメリット
-
信頼できる情報
コンテキストに応じて適切な情報を検索/アクセスできるほか、その情報がコンプライアンスニーズを満たしたものであるとの確信を持つことができます。
-
生産性の向上
管理オーケストレーションによるサイクルタイムの短縮化、使いやすいユーザーエクスペリエンス、シンプルになったビジネスプロセスがメリットをもたらします。
-
リスクの削減
セキュリティ機能、レコード管理機能、情報保持サービスによって、将来予想される法規制のリスクから企業を守ります。
-
アジリティの向上
特定のロールのニーズに合わせて構成可能な柔軟性の高いユーザーインターフェイスと、業務システムに組み込まれたAPIにより、変化を続けるビジネスの状況に応じて変更/拡張が迅速に行えます。
Documentum Platform製品
the Ovum Decision Matrix: Selecting a Content Services Solution, 2019–2020をダウンロードする
リソース
概要
- Documentum Platform製品概要
- Documentum D2ソリューション概要
- Documentum xCP製品概要
- 9 factors to consider when choosing a Content Services Platform infographic